ECサイトの販売ページやイメージ画像としても使われる、商品写真。
ECサイトを運営する私たちにとって、商品写真はとても重要なアイテムの一つです。
ネット上での販売では、商品を手に取って実際に見ることができないため、
1枚1枚の写真で商品の魅力や情報を正しくお伝えしなくてはいけません。
写真を見て、「買いたい!」「分かりやすい」とお客様に感じてもらえるように、私たちはいつも商品撮影に力を入れています。
今回はそんな、商品の魅力を最大限に伝えるために欠かせない商品写真の撮影の裏側を、ご紹介していきます。
先日、ちょうど新商品の撮影を行ったので、その様子も併せてご紹介していきますね。
Y-Styleでは、バッグの新商品ができると主に『商品の物撮り』と『ロケ撮影』の2つの撮影を行っていきます。
物撮りは、商品の形状や素材感・色などの情報が正しく伝わるように撮影をしていきます。 スタジオでの撮影で照明などの機材を使いながら撮影をしていきます。
一方ロケ撮影とは、外で行う撮影のことで、商品のイメージや世界観をお客様に分かりやすくお伝える写真を撮っていきます。
実際の生活の中で使うことをイメージしやすいように、様々なシーンを想定しながらコーディネートを組んで撮影をしていきます。
ロケ撮影では、雑誌の1ページになるようなイメージ写真を目指して、撮影をしています。
物撮りもロケ撮影も、それぞれ一日がかりで撮影を行います。撮りたいシーンやカット数が多いため、いつも時間との勝負です。
限られた時間の中で、妥協せずにクオリティを保ちながら撮影をするためには、撮影前の事前準備がとっても重要なのです。いつも撮影日までに行う業務はざっとこのような感じです。
これ以外に、商品ページの構成を考え、テーマやイメージの打ち合わせも念入りにしていきます。
そしてテーマやイメージが決まると、次はモデルの衣装と小物の打ち合わせをし、どのシーンでどんな衣装を着るのか、どこでどんな小物を使うのかなど、細かく打ち合わせをし、香盤表という撮影リストを作成していきます。
先日の新商品の撮影では、お花やフランスパン、スーツケース、パソコンや車を小物として使用しました。
イメージ写真でどんな小物が使われているか、今後はぜひそこも注目して見てみてくださいね!
先日は新商品3アイテムの物撮りとロケ撮影を行いました。
ロケ撮影の日は、早朝の空がまだ暗い時間に集合・準備を行い、日の出とともに撮影がスタート、ロケ場所は3カ所ほどまわり、夕方まで一日がかりでの撮影でした。
1日の撮影の中でなるべく多くのスポットをまわり、たくさんのシーンを撮りたいため、タイムスケジュールはとても重要です。
外での撮影では、太陽の光が必要なので、なんとしてでも日が落ちる前までに撮影を終えないといけません。冬は日が短いので時間との勝負です。
タイトスケジュールの中で効率よく撮影を進めていくためには、事前に作成した撮影リストを見ながら、的確なディレクションをすることが何より大事です。
私たちの撮影チームは少人数で行っているため、ディレクションをしながら小物の準備や撮影のアシスタントなど、一人一人が様々な役割を担いながら行っています。
私たちが撮影をするうえで大切にしていることは、商品の魅力を最大限に引き出すこと、そしてお客様への想いをのせることです。
写真は同じカメラや被写体でも、撮る人によって仕上がりが異なりますよね。
そしてまた、撮る人の気持ちによっても変わってくるものだと思っています。
私たちは、みんながいつも同じ気持ちで、お客様に良い商品をお届けしたい、写真をみてワクワクする気持ちになってほしい!そんな想いで、チーム一丸となって撮影に臨んでいます。
商品撮影の後は、写真のレタッチ作業や発売の準備、各ECサイトへの登録作業など、一つの商品が発売されるまでに、本当にたくさんの方の力と知恵と技術を合わせて一丸となって取り組んでいます。
商品の魅力を最大限に引き出すことももちろん大切ですが、一番はお客様に安心してお買い物を楽しんでいただくこと。
イメージどおりだった。分かりやすい写真だったから安心して買うことができた。
そう感じてもらえるように、今後も一つ一つの商品撮影に力を注いでいきたいと思っています。
お客様と直接やり取りできる機会は少ないですが、レビューや口コミでいただくお言葉が私たちの原動力となっています。