お仕事からデイリー使いまで、これ一つで叶う『魔法の収納トートバッグ』。
魔法の収納シリーズとして発売以降、ロングセラー商品としてY-STYLEを支えてくれています。
探し物がゼロになるたくさんの収納ポケットが特徴で、一度使ったらもう他のトートバッグには戻れないくらい、使い勝手の良さに定評があるバッグです。
今回はそんな『魔法の収納 トートバッグ』が誕生するまでの裏側について、お届けいたします。
バッグの中って、気付いたらぐちゃぐちゃになってる…なんてことありませんか?
出かける前はキレイに入れたはずなのに、外出先でモノを取り出すたびに、バッグの中がどんどん汚くなっていき、使いたいモノがすぐに取り出せなくなってしまう…。
整理するためにポーチを使ってみたりしますが、いつの間にかバッグの中がポーチだらけになってしまい、どこに何が入っているのか、わからない状態に。
今すぐ使いたい!と思った時に、すぐにモノを取り出せないのは、とってもストレスに感じますよね。
また、大事な鍵がポケットの中で埋もれてしまい、バッグの中で『ガサガサ、ゴソゴソ…』と探した経験はありませんか?
私たちにも同じような経験がありました。
毎日使うものなのに、バッグに対して同じ悩みを抱えている人が、たくさんいることを知った私たちは、なんとかその悩みやストレスを解消できないか、と思いました。
探しモノがなくなって、使いたいモノがすぐに取り出せる、仕事でも普段でも使えるような万能なバッグを作りたい!そんな想いが、このトートバッグが生まれたきっかけとなりました。
バッグの中での探し物をなくすためには、どこに何を入れるのかをしっかりと決めて、モノを使ったら必ず同じ場所に戻す!ということが大切です。
言われてみればその通りだと思いますが、なかなかこれができないという人も多くいますよね。私たちもその一人でした。
そこで、どんな人でも簡単にモノの出し入れができるように、モノの指定席を作って、必ず定位置に戻せる仕組みを作ったらどうだろうか、と整理収納のプロの考えから、私たちのトートバッグ作りが本格的にスタートしていきました。
モノの指定席ポケットを作るために、まずはみんながどんな荷物を普段持ち歩いているのか、を調査するところから始まりました。
電車通勤の人はICカードは必須なので、ICカードが入れられるポケットを作ったり、みんなが毎日使う鍵は瞬時に出し入れができるように、ナスカンのついたボタンタイプにしたりと、どんな人にも使いやすくなるように、ポケットの配置やサイズは細かく調整しながら作っていきました。
—中のポケットは折り紙で作りながら、イメージを形にしていきました
一から設計図を書き、試作品が出来上がってくると、実際に入れたいモノが入らなかったり…
そんな失敗もたくさんありました。
ポケットはただ空間を作るだけでは、使い勝手が良いものにはなりません。
入れたいモノがしっかりと入って、出し入れがしやすいこと、私たちはこの部分をとても大事にしていたので、試作品が出来上がったら、必ず実際の生活の中で使ってみながら、不便なところや使い勝手の悪いところを修正していきます。
もちろんICカードポケットも、わざわざバッグから出さなくても、かざすだけで改札が通れるか、しっかりと実証しています。
リップポケットは、『この位置だと使いづらいかも』『私の持っているリップは大きくて入らなかった』『私のリップは沈んでしまって取り出せなかった』
このように、生活スタイルや持ち物が違う、さまざまなタイプの人が使ってみることで、より多くの人にとって使いやすいと思ってもらえるバッグになっていくのです。
また、ポケットの微調整はミリ単位でしています。
もう少し大きくしたらどうだろうか、マチを作るためにはどんなポケットの形にしたら良いだろうか…。
ポケットの形やサイズは、イメージ通りにいかないことも多く、試作品を作ってもらう前に、自分たちで折り紙を使い、ポケットの形を作ってみたりします。
地道な作業ではありますが、ポケットの使い勝手は一番大事な部分なので、時間をかけて行っていきました。
仕事や普段のお出かけなど、デイリー使いできるバッグにしたいという想いがあったため、軽さにもこだわって製作をしていきました。
ポケットがたくさんあることで、初めての試作品ではとても重たいバッグになってしまいました。
そこから軽量化するために、軽くても丈夫で、見た目の高級感もある素材を探していきました。
バッグの中の素材は、薄いものにしてしまうと、ポケットにモノを入れたときにポケットがへたったり、重みでモノが落ちてしまったりしてしまいます。
なので、外側の素材で軽量になるように、試作品を何度も作りながら調整をしていきました。
—カラーのコンビネーションにもこだわり。オリジナルで色を染めて作っています
バッグ本体と金具、ショルダーの色は、3つがバランスよく見えるように、それぞれのカラーを決めています。
その中でもショルダーは肩にかける大事なパーツなので、このカラー次第でバッグの雰囲気もガラリと変わってしまいます。
本来なら、色の見本帳を見ながらカラーから選んで製作していくのですが、私たちはどうしても見た目の高級感とカラーコンビネーションを大事にしたかったため、オリジナルのカラーで染めてショルダーを作ることにしました。
とっても細かい部分ですが、一人でも多くの人に良いと思ってもらえる商品をお届けしたい、という想いから、最後の最後まで妥協せず、自分たちも欲しいと思える納得のいくバッグに仕上がりました。
失敗を繰り返しながら、長い時間をかけてようやく『魔法の収納トートバッグ』が完成しました。
サイズはSとMの2サイズ展開で、普段PCや書類は持ち歩かないという方は、Sサイズでもお仕事バッグとして使えます。
お弁当や手帳が入るようなサイズ感にしているので、通勤バッグをコンパクトにしたい人にもおすすめです。
使い勝手の良さやポケットの仕様、見た目の美しさは、MサイズでもSサイズでも大事にしています。
どんな人にも使いやすく、バッグに対するストレスや煩わしさがなくなるようにと、開発を進めていきました。
日常の生活を少しでも楽に、豊かに過ごせるように、皆さんの相棒として、愛用してもらえたらうれしいです。